8/15 近況

残暑お見舞い申し上げます。

ホームページの更新が随分と滞っており申し訳ありませんでした。

 

実は現在、一番早く近況をお知らせできるのが「X」になっております。

いくつか実績公開の出来る案件も携わらせていただきました。その情報もXをご参照いただければ幸いです。

 

ここでは自分の現況を徒然なるままに記したいと思います。

 

 

絵描き屋として独立して早二年、思えば自分がいかに甘い考えで船を漕いでいたかを徹底的に思い知らされた二年だった。

 

また、不幸も立て続けに起きた。

まず、たった半年で父親と母親を相次いで亡くした。母は認知症の進行で。こと父親に関しては離れて暮らしていたので亡くなった原因すら今もわからない状況。

自分はどれだけ両親に親孝行ができたか、正直後悔しかないが、今を生きて証をつくることでしか親孝行は出来ないと思っている。

 

またその年の12月に友人の一人が突然亡くなった。

あまり長い交友ではなかった人ですが、おもちゃ好きなところで意気投合していた。

彼は「自分の好きなキャラクターのフィギュアを作る」という夢を長年抱いていた。

しかし実際は約5年に渡り癌と戦っていた。

そして僕はそのことを全く知ることなく、その夢を久しぶりに会って話を聞いたのが彼との最後の出会いとなった。

その約一年後、突然彼はいなくなりました。

 

人というものがいかに突然いなくなるものか、ということをこれでもかと経験した。

それは自分を雑に扱って消え去る仮初の関係ではなく、もっと深い場所でつながっていた人との突然の別れである。

でも、それでもやはり、自分が出来ること、するべきことは、前を向いて生きること。

人の想いを胸に、生きている限り僕らは前に進まなきゃいけない。

 

 

そして今、また一人の親友との別れが近づいていることを自覚している。

 

知り合ったのは「渡辺美里のファン」というつながり。それからもう30年来の付き合いになる。

数年前再婚をして、遠く離れた大阪の地で幸せに暮らしている。

 

去年ひょんなことから新しくお仕事で関わることが出来て二人でとても喜んでいたのだが、結局それも長くは叶わなかった。

恐らく今は、ご自宅の病床で最期の時と戦っているはずだ。

 だが、今は覚悟はできている。それはまるで「死刑宣告」を待っているような、胸を締め付けられるような辛さはあるが、彼女の家族が抱える苦しさとは比較にならないものである。

 

同い年なんだよ。早すぎる。

 

 

そんな彼女は自分の余生の短さを自覚しながら、その生を全力で生きることを望んでいた。

翻って自分は、あの頃から今に至り、自分に悔いのないように生きているだろうか。

 

それは結局日々を生きていく中で答えを見つけるしかないのだろう。

 

皆さんも、自分の体が動くうちに、好奇心を広げて、出来ること、やったことないこと、いろいろと挑戦してほしいと思う。

生きているということ自体が幸福であり、自分が思ったことは何でもできるんだと、今はよく理解している。

だから、先入観や思い込みで足踏みをしたり後退りすることはしたくないと思っている。

それでも、まだまだ時間があると思ってしまう自分も厳然といる。それはあらゆることを停滞させる。

もっと生き急ぎたい。水にならなければいけない。それには一人では難しい。

一緒に前に歩くことのできる「チーム」をつくるのが今の僕の夢だ。

 

この数か月、絵描き屋以外に新たな仕事にチャレンジをした。

それは最初のうちは「生活のため」といった後ろ向きな思考で臨んだものの、気が付けば自分が面白いと思った仕事をやらせていただいている。

 

 そこでも様々な出会いと別れもあったけど、こんな歳でもすべてが経験になり糧になっている。

まだまだガキだし、まだまだ前を進んで生きていく所存です。

 

いま一人であがいている人、気軽に声をかけてください。

一緒になんかやりましょう。

 

とりあえず動画更新しなきゃ・・・しばしお待ちください。すみません。